フォーク交換

先日の「35km」でmzくんが突っ込んでくれたのでちょこっと(って書いてみたら全然ちょこっとじゃ収まらなかったですw)。
フォークを入れ替えました。SSWCに参戦するのにリジッドかエアサスか悩んでいたのですが、考えても解らないし慣らしも必要だろうと思い先日夜中にコソコソ交換しておきました。

リジットフォーク

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エアサス

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やはり印象が変わりますね。
最近のデザイン的好みとしてはリジッドに軍配があがりますが、ブレーキ時の安定感等はエアサスが完全に上です。ま、そりゃそーですよね。

ちなみにフォークはX-FusionのTraceというモデルです。

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このフォークの特徴はインナー径が34mmとやや太いこと(29erのフォークは32mmが主)。またクラウンとコラムはアルミの一体削りだしで高剛性で…のはずなんですけど自分のは一体でありませんでした。更にストローク量は100mmのところ80mmになっておりアレレ?という仕様です。

というのはこのTraceはメーカー完成車からの取り外し品だったので仕様が違うようなんです。
(↓これがその完成車らしいです)

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ちょっと違いはありますが前向きに考えています。

もともとSalsa El Mariachiは100mmフォークが推奨で適正サグをとることでジオメトリー通りの数値になるよう作られています。
ということはリジットフォークと比べ100mmフォークの方が肩下が長く、乗車して20%のサグ…つまり20mm沈み込むことでリジットフォーク装着時と同じハンドルの高さになるに違いないと想像していて調べるとその通りのようです。

リジットフォーク装着時の唯一改善したい点はハンドルの高さ。もうちょっと低くしたいのですがブレーキレバーがトップチューブに当ってできないのです。ならばストロークの短いフォークを使うことでハンドルを低くすることができないか?と考えていました。ところが肩下長を変えるとジオメトリーが変わって乗り味が変わっちゃうのでは?等々考え調べていたところ80mmフォークをインストールした際のジオメトリー表をみつけました。

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ちなみにこちらは100mmフォークでのジオメトリー表。

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両方を見比べると違いは僅か。それ以前に表があるということは80mmもOKってことですよね?

また手に入れたフォークに関しては100mmで発売しているモデルを完成車向けにショートストロークで設計し直すと思えないので80mmで違和感があった際にはスペーサーを抜く等の簡単な作業で100mmにできるんじゃないかな?と妄想して用意しておきました。

それで先日交換してみたところ乗車しない状態でもハンドル高が5mm程下がった姿勢になりました。更に適正サグをとれば乗車時に16mm下がり、更に更に薄いコラムスペーサーを用意すればあと5mm程下げられそうなことも解り不満を完全解決できそうなことがわかりました。やったー!
しかしそのぶん増量…内径34mmの影響で1900g少々あるので車重は13キロ前半になっちゃいましたよ。

でも一番大切なのは乗り味ですね。先日のライドではほぼ問題ないレベルと感じました。
ハンドルの位置もほぼ良いし、クラウンとコラムが一体でなくともインナーチューブが34mmという時点で剛性の高さを感じましたし。欲を言えばFOXのように動き出しからシルキーにぬるぬるとストロークしてくれると嬉しいのですが、慣らしやエア圧の調整で改善するんじゃないかな?と思っています。

と、なかなかに気に入った形になりました。
ですがリジットフォークの出で立ちも大好きだし軽いので狙いや用途に合わせて臨機応変に変えていこうと思います。作業が簡単になるよう下玉押しは両方に圧入済みです!