上社御柱で龍神|伊与久さんと再会

この日記では書いていなかったかもしれません。
今年の諏訪は日本三大奇才の一つと言われる「御柱(おんばしら)」一色です。
詳しくはググっていただくとして、4月には山出し、そして5月は里引きが行われます。

特に里引きはお祭り色が濃く、私のお店がある上諏訪駅前の地区で続けている伝統芸能の龍神の舞もお祭りを盛り上げに参じるのが習わしとなっています。
GWの3,4,5日には上社と言われる本宮と前宮の里引きがあり、なか日となる本日に本宮を伺ってきました。(下社と言われる秋宮と春宮の里引きは14,15,16日。龍神の舞は15日に秋宮に参じます。その日私は行かれませんが是非ご覧ください(そしておひねりもお願いします(笑))

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先ずは奉納として普段入ることのできない斎庭(ゆにわ:拝殿と御賽銭箱の間の庭)で、その後は参道で、続いて真澄のお宿前、大郷建設のお宿前…と様々なところで舞わせていただきました。面白かったのは御柱街道で本一と本二の柱の合間を縫って舞ったこと、本一の真横で舞ったことでした。こういった感じは初めての経験でした。

実は大人になって上社の御柱を曳行している姿を見るのは今回が初めて。本二の柱が曳かれる際、目処梃子(めどでこ)から垂れる黄色いおんべが青空をバックに優雅に左へ右へと揺れる姿がとても綺麗で”うわ〜”と目を奪われしまったのも初めての経験でした。

さて、今回私は雌龍(赤い龍)の尻尾の役目を新人さんに渡すべく見守る時が多かったです。これで安心してバトンタッチできたので今後頭以外のどこでもできる便利な人員として適当適度に臨機応変に飄々としていられそうです(笑)

後半のハイライトとして広々とした上社ドライブインで多くの面前で舞いました。その際も私は見守り隊だったのですが、終わった後に拳友の(とはおこがましいですが)伊与久さんが訪ねてくださいました。

伊与久さんは…以前も書きましたが…生まれついての武術家であり、日本では数少ない…類を見ないが正しいかもしれません…正式な伝承者、しかも筆頭伝承者という立場の太極拳士でもあります。
>> 姜氏門内功武術研究会

さらに最近は忍者の末裔であることも教えてくださって活動に広がりを見せています。
さらにさらに知る人ぞ知る『宮川流』古武術も学んでおり武術の道をまっすぐと歩いている方です。
※忍者について…詳しいお話では武士であるのですが、そのなかでも特殊部隊の位置付けとのことで、平たく忍者と表現してしまうのは少々違うようです。でも私たちには忍者と表現したほうが解りやすい気がしますね。

伊与久さんにとって初めての御柱(だったはず)ですが氏子としてしっかり活躍されすっかり諏訪地域の男になっていました。久しぶりに会えてがっしり握手!今日ははじめてご家族の方ともお会いできて感激です。息子ちゃんを交えて記念撮影させてもらいました。

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後で写真を見て、伊与久さん腰が座ってるな〜、そして全身が一つになっているな〜と、それに比べ自分のバラバラ感…。龍神を支えていたり、照れ(撮るのは慣れてるけど撮られ慣れてないという…)もあったりを差し引いてもダメダメですね。普段何気ない姿勢からして意識しなくては武術家として、伊与久さんの拳友と言っていただくにはお恥ずかしい感じ。それに気づかせてくださって感謝です。そして今年こそ伊与久さんの道場へ遊びに行かせていただきます。その際はよろしくお願いします。

その後は山佐屋前で舞い、お昼ご飯をご馳走になってしまいました(所謂”おふるまい”というやつです)。美味しくて食べすぎゲプーでございました。ありがとうございます。