手術。。。

いよいよ。
午後の予定なので通常の生活・・・と、いきたいところなのだけど飲食NGなのがサミシイ。食べないでいるのは大丈夫なんだけど、水を飲んじゃいけないのは辛いなぁ。
絶飲食開始の指示は前夜の21時からだったので、思う存分飲んでおけ!と思ってサッカー観戦をしながら飲む飲む。サッカーが始まる前から飲んだ量を合わせると2Lをメイク(?)。サッカーも勝利して大満足。そしてハッピーに睡眠・・・予定だったのに、水を飲みすぎたせいで夜中のトイレ通いで忙しくてあまり眠れなかった・・・なんてアホなんだ。
こんな何も食べない朝でも麻酔をかけるとダダもれになっちゃうから便をださないといけないんだって。で、自然にでなかったらカンチョウされちゃうらしい。。。ガクガクブルブル・・・
それは避けたい是非とも避けたい。必死でうんちが出るようにイメトレ。そしてトイレに行き更にイメージ・・・時間が迫る・・・気は焦る・・・頼むーー!!!すると見事産まれました玉のような子が♪こんなときでもイメトレって大事らしい(ホントカナ?)。
ホッとして病室に戻ると、とてもふくよかで成人病大丈夫ですか?と聞きたくなるような看護婦さんがビニールの手袋をしてニコニコ待っていた。危ない危ない。あえて元気良く「出ましたっ!」って言ったら看護婦さん残念そうな顔してるし(^_^;;;;;。危機一髪とはまさにこの事だよ。
その後、手術着に着替え点滴開始。点滴をしてると喉の渇きを覚えないんだよね。


12:00 過ぎ。
いよいよ本格的に準備。
ストレッチャーに移り下着をT字帯に着替える。なんかスースーする感じ。
そして気分が”ふわっ”っとする筋肉注射を打つ。随分と奥まで注射針を刺すねぇ。刺されたところが重だるいよ。
暫くするとだんだん”ふわふわ”してきた~。ふわふわに気分を合わせると更にふわふわと気持ちいいな~(危険?)。なんだか陽気だよ♪看護婦さん達呆れてる(笑)。
気持ちよくなっていると遂に時間がやってきて運び出され、あっというまに手術室。周りをキョロキョロ・・・コレが噂の手術室か~。どこかメカニックな感じ。
手術台に移され先ずは半身麻酔だって。エビのように丸くなり背骨の位置を確認して「は~い、いきますよ~」だって。覚悟はしたものの、いざ鋭いものが皮膚に当たるとビクッっとして逃げてしまった。「危ないよ~。動かないでね。」と諭され抑えられ針挿入。少しチクッとしただけで特に痛みはなく、麻酔注入。たぶん凄く細い針なんだね。液をモーターで送ってる様子。体重にあわせた量の麻酔液が注入されると体内にぬるま湯が入ってきた変な感じ。暫くするとしっかり痺れて麻酔完了。ちんちんに管を入れて手術開始・・・なんだけど看護婦さん達、「違う管が入ってる」とか言って笑いながら管を出し入れしてる・・・?弄ばれてる?(涙)。悲しみのまま手術開始だよ~。
手術中は眠ったり起きたりを繰り返し、所々話しを聞きつつなんかグリグリやってるな~なんて感じつつ時間が過ぎる。最初、内視鏡でやっていたのだけど、薄利骨折の部分が思った以上に細かくなっていて埒があかないので「切り開くよ」と先生が話してきた。「全然OKです。生活だけでなく、安心してスポーツが出来るようにしてください」と心の中で思いつつ「お願いします」と伝え、皮膚を切る感覚をさぐっていると知らないうちにまた眠っていた。
気がつくと両腕が痛い。なんでこんな筋肉痛みたいになってるんだろう?看護婦さんに「大丈夫?」と聞かれたので「腕が痛い・・・筋肉痛だよ~」と伝えると笑ってた。オレは充分本気なんだけどなぁ。
暫くすると半身麻酔が切れてきた感じがする・・・(後で知ったのだが、この時点で予定時間の2時間半を過ぎていたようだ)看護婦さんに伝えると暫く相談・・・全身麻酔に切り替えることになった。
麻酔科の先生が来て呼吸器を口元にあてる。「眠くなる成分が入っているので吸ってください~」と言われたので吸うとあま~い香りがする。そしてあっという間に口元が痺れる。歯医者さんで麻酔をしたときのあの感じ。面白いので腹式呼吸で深く吸うと一呼吸ごとに痺れが全身に広がっていく。眠くてトロ~ンとしながら・・・「手は動くのかな?」と思いやってみると動く!「目は開くの?」と思いやってみると目も開く。でも、力を入れてないとまたトロ~ンと目が閉じていく。「面白いな~」なんて思っていると甘い香りの中にマジックのインクのような匂いが混ざってきた!!「これは毒だ!吸っちゃいけない」なんて思い呼吸を停めると先生が「全身麻酔のガスを入れたから吸ってね~」っだって。自分のアホさを確認しながら一呼吸。ニ呼吸。そして三呼吸目には意識ナシ。”底”に落ちたようだ。
気がつくと手術が終わりベッドに移されるところだった(これまた後で知ったのだが手術時間は4時間かかったんだって)。
部屋に着くと既に激痛。かなりものも。でも痛いのは傷口ではなくて、腿とふくらはぎの筋肉。手術前に固定されていた状態よりも伸ばされて固定されたので筋肉が悲鳴をあげてる(号泣)。おまけにギブスを巻いた後に腫れてしまいギブスがキツキツ。特に膝は醜い程キツイって。
早速痛み止めの座薬が入る→全く効果なし。
時間を置いて・・・
点滴で痛み止め注入→全く効果なし。
またもや時間を置いて・・・
麻薬成分入り筋肉注射→気持ちよすぎる(ヨダレ)
しかし、2時間程(感覚的時間)眠ると麻酔が切れ再び・・・。
時間を置いて再び座薬→やっぱり効かない。。。
時間を置いて再び点滴・・・と看護婦さんが言うので、筋肉注射を・・・と哀願すると「これはあんまり使っちゃいけないんだけどねぇ。はまっちゃうよ~」なんて言いながら打ってくれた。
そんなこんなで3本使い朝を迎えた。
外は・・・雪。こんな日に雪かぁ。でもこれは雪に歓迎されてるのかな?いや、歓迎されてるに違いない♪と思い込み、ほんのり明るい空を見ると何故かホッとして睡眠。。。zzz・・・
太陽の光は希望の光らしい。
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