ON ONE 456 + パーツ インプレッション

先日トレイルで乗ってきたON ONE 456。
自分にとって3代目のMTBフレーム。まだたった3台しか乗っていないので正確なインプレッションになっているか解りませんが、感じたことを素直に書いてみます。

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フレーム ONE ONE 456
先ずはバックカントリースタイルでトレイルを楽しむものとして欠かせない登り・漕ぎについてですが、以前のKONAやFIRESKYと比べて明らかに軽く楽になりました。
以前のフレームはジャンプ系だったので当然といえば当然だけど、456だって決してクロカン系ではありません(のはず)。前三角のサイズやヘッドアングルから下りの意識が高いフレームだと思います。しかし以前の2台よりサイズがひと回り大きく前乗り(これって今っぽい言葉なのかな?)できるのでペダルに足の重さをのせやすくなった気がします。

次にお楽しみの下りですが、ごく近所で乗っていた時には全然乗れず不安でしかたなかったのですが、先日のトレイルでは昨年の後半の調子程ではありませんが良い感じに乗れてほっとしました。フレームサイズの違いには慣れが必要なんだなぁと知るいいきっかけになりました。
ハンドリングはFIRESKYと比べると少々ゆったり。リヤセンターが8mm程違うのでその影響でしょうか。でもむしろ落ち着いた動きになって余裕がある感じが好印象です。

FOX TALAS 140RLCとの相性がとてもよく、110mmと140mmの2ポジションは登りの姿勢、下りの姿勢としてピッタンコあっている感じがします。FIRESKYでは下りでも110mmの方が調子いいんでない?と感じていてTALASが泣いていたのでよい選択になったのでは?と思いつつ、タカヤマサイクルの店長が「FOX乗りはその性能を活かしきるフレームやパーツ構成になっていくんだろうね」なんて話していたことを思い出しながらこの記事を書いています。

THOMSON Elite 70mm
登りを考えるともうちょっと長く、更にもう少し前乗りにしてもいいのでは?と感じました。でも一番のお楽しみの下りでダイレクト感が欲しかったらこれが限界のような気がします。というわけでいい意味でちょうど中間的、悪く言うとどっちつかずの中途半端なセッティングですね。
でもオールマイティーに使いたい場合、このさじ加減が丁度いいのだと思います。

SUNLINE V THREE 711
自分が走っているトレイルはタイトな木々の間を抜けるセクションがあり車体と体を振ることでクリアーしてます。昨年使っていたハンドルは690mm。それでも気を使っていたのですが今回は710mm。数値をみると僅か20mmの差ですが、感覚の部分ではかなり違う感じがしました。その証拠に(?)一度だけエンドを木にヒットしてビビりました。

トレイルではタイヤをロックさせずに走っているのでウォッシュボード状に荒れているようなところはないので幅で抑えこむ必要はなさそうなので690mm弱に切ろうと思っています。

また自分はバックスイープが10°近いものが好きなようで、違うハンドルも視野に入れていこうかなと思っています。でもクランプ系25.4mm、ライズ量30mm以下、バックスイープ10°程、そのうえ軽いものってみつからないんですよねぇ。

Time ATAC alium
まだ未知数です。
踏み面の広さは気に入りました。問題は脱着時のねばりです。とっさの時に外れるか(外せるか)。今日はとっさの時がなかったので次回に持ち越しです。

MAXXIS ARDENT EXO 26×2.25
このタイヤ気に入りました。
z-maxよりやや太く高さがありエアボリュームの恩恵に与れつつ漕ぎが軽い。そしてニュートラルな乗り味です。もっと体が出来てきてスピードが上がった時にどう感じるかは解りませんがトレイルでは充分な気がします。コーナーでの刺さるようなグリップ感は乏しいかもしれませんがそれが欲しいコース的な場所を走るような時はHIGHROLLER2.35に履き替えることにしましょう。

総評
走れて下れるオールマイティーな仕様に仕上がって大満足です。
今後ハンドル幅は少々カットして調整して、欲を言えばホイールを…ですが今は我慢。ルックスも品よく仕上がってラグジュアリーな部分も満たしてくれる1台になりました。
末永く愛していきたいと思います。