わたしの初めてのカメラ再び Konica BIGmini F

「フィルムで撮るならピントも露出も自分で決めて丁寧に撮ったほうが楽しい」

そう思ってここ数年フィルムで撮る時はVoigtländer BESSA-Rを使うことがほとんどでした。
軽くコンパクトで持ち運びやすいことやレンジファインダーのデザインが好きだったり、一眼レフと比べ気軽な雰囲気がいいなと感じることも選ぶ理由だったりします。

ですが久しぶりの使い始めは露出とピントのどちらかを合わせ忘れること多々。結果撮ったものの怖くて現像していないフィルムが溜まってきています(なんともアホな話ですが)。

そんな折、先日手に入れたX-Pro1がほぼ同等のサイズで持ち運びやすく、何から何まで気に入ってしまったことから暫くフィルムで撮ることはないかな〜、なんて考えていたのでした。

ところがひょんなことからこの子のことを思い出し、実家をガサガサして連れ出してきました。

Konica BIGmini F

この子が自分にとってのはじめてのカメラなのでした。

ハタチ前後の頃は写真はあまり好きではなくカメラを所有したことはありませんでした。「思い出は心に焼き付ければいいでしょ」なんて思っていたんですね。なんか痛ぃ、、、
(その後にミノルタαを手に入れて表現の世界の楽しさを知ったのですが…ね。)

ですがオートバイで各地に行った時、峠を走った時、カメラ好きのshigeoが撮って残してくれた写真を見てちょっと惹かれはじめたのでした。

shigeoにコンパクトカメラ選びのアドバイスをもらうとBIGminiを薦めてくれました。謳い文句は「世界のアラーキーも使ってる」でした。その頃の自分はナンノコッチャ意味解りませんでしたが(笑)

シンプルでぽってりした厚みある子。
フィルムが入るので当然の厚みですが、カードサイズのコンデジ登場以後カメラに興味を持った人やスマホで充分と感じる人からすると、どこが小さいの?どこがコンパクトなの?と思うかもしれませんね。

でもね、これ高さも奥行きもほとんど35mmフィルムのサイズなんですよ(後記する写真をみてください)。また他のカメラはゴテゴテと多くの曲線を持っていて、それと比べすっきりシンプルでコンパクトなデザインが気に入って購入に至ったのでした。

それ以来オートバイで走りに行くとき、仲間と遊びに行くときは割と持ち歩いていた記憶があります。

購入したのは20年以上前。
最後に使ったのは14~5年前。
それなのに傷なくキレイなのはケースのおかげですね。
もうすっかり擦り切れ、よく見ると薄っすらと穴があいています。

14~5年前に撮った写真が少しだけ手元にあったので並べてみました。

下中央にBIGminiを持って鏡越しに自撮りしている痛い自分がいますねw

小さくてフルオートのBIGminiならX-Pro1と一緒に持ち歩いて気軽にパシャリとできる。手軽にフィルムの味わいを愉しむ事ができる。そう感じたので電池を購入し、控えていたフィルムを出してきました。

電池を入れるとピーという音と共に表示が復活。日付は’94.1.1…。

入っていたフィルムを巻き上げ裏ぶたを開けると中もキレイ。問題なく使えそうです。
フィルムは当時のものでしょうからサヨナラしましょうか。

新しいフィルムに入れ替え、日付を合わせ、レンズが繰り出されること他動作がおかしくないこと確認して準備OK。なんだか嬉しくなってきました。

今こうして見返すと
・35mm/F:2.8の単焦点レンズ
・ファインダーがレンズ真上にありズレがない
・露出補正ができる
・背面の小窓でフィルムの種類がわかる
等々、なかなか良くできたカメラですね。

今後の良き相棒になってくれそうな予感です。
何はともあれ一本撮って様子をみることにしましょうね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントを残す

目次