意識の向く先

白馬でのFaucher上映会の帰りがけに麦酒番長さんがお店に遊びに来てくれました。

以前から勝手にアニキという気持ちで慕っていましたがスプリットの練習以来ご一緒するチャンスはなく過ごしてきました。その間、意識の違いが随分とできてしまっていたようです。

というのは麦酒番長さんが滑る話は場所。あそこを滑りたいという話です。
数年前のケガ以来抑えて滑ってきた留め金を取り外して狙っていく心になっているそうです。しかも狙っている場所はコアな場所。なかには舎川さん曰くまだ誰も滑っていないだろうというラインも含んでいます。すごい目線。

対して自分の話は板とかギアのこと。しなりが…とか、味わいが…とか。
2シーズン程前までは休みの日はほとんどの時間をお山で過ごしていて今の麦酒番長さんと同じ気持だったはずなのにいつの間にこんなに変わってしまっていたんだろう。考えてみました。

順調な降雪で山に入りにくい状況→ゲレンデが楽しい。とか
MTBで(冬と比べて)お手軽気軽なお山に慣れすぎた。とか
あのラインが滑りたい…という意思を共有できる山仲間不在。とか
娘が産まれ家族が増えたということ。とか

いやちがう、こんなのは言い訳。
実際お山に行けずとも心はそこに置けるはず。
なんだかこんな状態の自分が恥ずかしくなりました。
そしてあの頃の自分の気持ちを取り戻したい…。

このことに気づかせてくださった麦酒番長さん、やっぱり貴方はアニキです。
いっぱい、いっぱいありがとうです。