新井裕己氏

新井裕紀氏が亡くなった。
その事実を今朝の朝刊をついさっき読んで知った。
時が止まったようだった。
悲しかった。
彼と交流があったわけでもないけれど、持つことは出来なかったけれど、山滑りを志して以来常に気になり憧れる人物だったからだ。
自分のようにレベルの低い者からすると彼の山行は無謀の連続に見え、しかしそれを笑い飛ばすように書き綴る姿が痛快で好きだった。
彼の名誉の為に書いておくけれど、もちろん彼の技術は確かなもの。
登る姿は見たことが無いけれど、LANDMADE4で見た滑り・そして今シーズンの野沢温泉で見た滑りの安定感は抜群でした。
しかしどこかで「いつか彼は逝ってしまうのでは?」という思いはあった。
強く山に惹きこまれ記録を作り続ける人は若くして逝くことが多い。
彼もまたそういうタイプではないのか…と、誠に勝手な思いで申し訳ないけれどそう思っているところがあった。
でもまさかこんなにはやく、そして春という季節だとは想像していなかった。。。
「いつか会ってみたい。話してみたい。」と思っていたのに野沢温泉のチャンスを逃したのが悔やまれ、また今期は山でのトラックがオーバーラップしている時もあり「少しずつ近づけている?」そんな思い…いや、錯覚をもっていたのが悲しさを大きなものにしている気がしてならない。
色々書いたけど自分のことは関係ないね。
今は新井裕己氏のご訃報に接し,心から哀悼の意を表します。