ブンリンのクランポンについて

ブンリンのクランポンについてお問い合わせフォームから質問いただいたのですが、Gmailから返信したところ戻ってきてしまったので記事として返信させていただきますね。

初めまして。
山梨県に住むUと申します。
今年フローターのスプリットをオーダーしたのですが、クランポンの装着方法からビンディングの選択に迷っています。

最初、板と一緒にSPーUnitedのビンディングをオーダーしたのですがビンディングの裏にクランポンを装着し、ヒールリフターを使用するとクランポンが効かないとのことでキャンセルしました。

ブンリンのクランポンは非常に効きが良いと評判のようですが、実際に使用した感想はいかがですか。また、けあじさんはどのように板に固定していますか。インビス加工しないと強度的に問題があるかもしれないとのことで実際に使用している方に聞いてみたいと思いました。
いきなりの質問で申し訳ありません。
ご返答、よろしくお願いします。

さて、以下が私の回答です。


Uさんへ

こんにちは。ご質問ありがとうございます。
お問い合わせフォームを設置したことを忘れていたので最初ビックリしました(笑)

Uさんはスプリットボードはフローターが初めてになりますか?きっとお山での可能性を広げてくれる良い道具なのでおもいっきり楽しんでください。ですがスノーシューと比べ不便で切ない思いをする場面も少なくありません。なのでゆっくりゆっくり慣らしていってください。

さて、その不便さをフォローしてくれるクランポンの件ですが私は固定式をおすすめしています。尚且つ、装着時にビンディングを外したり等の手間のかかるシステムでなくブンリンのクランポンのように単体で取り外しができるものをおすすめしています。

ブンリンのクランポンは固定具を板にネジ止めする必要ありですね。話の流れから最初に止め方になってしまいますが、ゲンテンは芯材がしっかりしているので普通に木ねじ+接着剤固定で十分と感じています。けあじ日記の過去記事でも書いていますが、芯材がスカスカのロシニョールのセルフカットでも木ねじ+接着剤で大丈夫だった程ですから。

100kg級の体重の方だと不安がありますがUさんはいかがですか?但し、取り付けはブンリン、もしくはサンライズヒルにお願いするのが吉と思います。ビスの長さ、接着剤等調整してくれますので安心で楽ちんです。

さて、使用感ですが、私はB社の古いシステムも使わせていただいたことがあるのですがブンリンの方が断然便利ですし効きも比にならないという程よいです。尚且つ脱着が楽なので付けたり外したりが苦にならず細かい対応がしやすいです。体の柔らかい方でしたら板を脱ぐことなく脱着できなくもありません。

今年一番助かったと感じたのは寒〜い春の朝3時過ぎからとあるゲレンデを登ったのですがスーパーアイシーでブンリンのクランポンがなかったら登れなかったろうな〜と思いながら歩みを進めました。

ですが私、最新のスパークに関しては情報が欠落しています。
以前のスパークでしたらわざわざブンリンのクランポンに付け直している仲間がいるので…ということで説明不要と思いますが、最新はどんな感じでしょうか。気になるところです。

と、長文になりましたが、ブンリンのクランポンはきっとお山での活動を助けてくれると思います。
準備も含め、色々楽しみながらスプリットボードライフを楽しんでください。

それではまた。

と、こんな返信でよろしいでしょうか?
Uさん読んでくれているといいなぁと思いながら記事を書き終えます。

写真は八方尾根での登り返しにてのイチロヲさん。
クランポンはブンリンです。

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::Nikon D300s 28-300