自然の奏でる色

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夕方、お客さんを見送って不意にコンコースに並べた草木に目線をやるとなんとも言えない色に染まった姿を見た。
こういう瞬間っていつもハッとする。
太陽、大気、草木…etc…それぞれの要素が絡み合った時に奏でられる色ってとても美しい。
でもそれはまさに瞬間。
偶然出会えるその瞬間にカメラを持っているはずもなく…
いつもと同じく、カメラを撮りに行く間に美しいピークは過ぎ去っていた。
以前にも書いたかもしれないけど、バイク仲間であり人生・写真の先輩である久保田さんが「その瞬間にシャッターを切れるかどうかが写真なんだよ」と教えてくれたのを思い出す。
それと同時に、風景写真を撮り続ける人達のロケハン〜何度も通い続ける姿は”その瞬間”を捉える為のことなんだなぁと思い返す。
今の自分に”その瞬間”を捉える要素はまだないみたい。
地道に愛して工夫して楽しんで続ける姿が結果に結びつく。
そんな一番大切な事が今一番足りない事なのだと気付いた夕暮れ。
自分のやりたい事にたいして誠実に真っ正面から向き合わなくてはいけない。
その先に、向き合う事を続けた先に、人生のモットーである”お気楽極楽”があるに違いないと改めて思った梅雨の晴れ間でした。