そろそろ来年のスケジュール系手帳を選ぶ季節。
今年は今までと違う手帳を使ってみることにしました。
変化の年
ここ数年使い続けてきたのはHIGHTIDEというブランドのLONNIC。この手帳に関しての詳しいことは過去の記事「手帳」(長文注意)に書いてるので割愛。今年も同じ物を…と思いながらの他の手帳をチェックしてみると自分の好きなスタイル”スケジュール+ノート”を採用してる手帳が増えていることに気づきました。
それなら以前から使ってみたかったA5スリムとかA6スリムとかのちょっと細めの縦長タイプにチャレンジしてもいいんじゃない?そう思って詳しく調べているととある手帳が候補にあがってきました。
トラベラーズノート
トラベラーズノート…なんだっけ?聞いたことあるぞと記憶をたどりながら検索して画像をみるとすぐに思い出しました。
もう何年も前…きっと発売当初に東急ハンズで手にしたそれは他の手帳にはない荒々しく厚手な革の質感で海外を旅してきたような顔を持った独特な存在でした。所有欲を満たしてくれそうな感覚をおぼえたものの、リフィルの素っ気なさ、そして当時テーマにしたハードカバーという面からして縁遠い感じがしていました。なので手帳ではなくペンホルダーだけ手に入れ使っていました。
更に調べるとこの数年間で愛好者は増え、カスタマイズするのが楽しい手帳としての地位を手に入れていたようです。そんな方々の目線を垣間見て魅力を感じてしまいました。もちろん2012年から新リフィル”週間+メモ”が発売されるというのが一番大切なことですが、手帳やノートを足したり引いたりいつでも自由に変化させられるということはどれだけ便利で面白いのか…と妄想すると止まらなくなっていました。
迷い
普通ならここで2012年のリフィルと本体のセットを買ってくる流れなのですが、実際店頭で手にとって悩んでしまいました。厚手ながら柔らかい革はオイリーな黒とこげ茶。自分の革の好みは薄い茶色からはじまって経年変化が楽しめるようなタイプです。おまけにハードカバーの手帳と比べると立ったまま書くことを考えると今までのようにはいかなそう・・・本当にこの手帳でいいのか悩みはじめてしまいました。
そんな気持ちのまま深く検索していくと、”今一歩”というところをフォローする方法を紹介しているサイトをいくつもみつけることができました。完成されていないからこそ自分流に…ということなのでしょうね。立ったままでも書きやすくなりそうなTipsも見つけられそうでチャレンジしてみる気になってきました。
となると問題は色です。本当に2色しかないの?と調べると今年の3月に5周年記念でキャメルが発売されたと知りました。これだ!と思い検索するも3月の震災直後の発売とあってか数が少なかったらしくどの店も完売。。。色については振り出しに戻ってしまいました。
自作への道
どうしよう…黒で我慢するかなぁ…なんて諦めていたところ、ないなら作っちゃえばいいんじゃない?という思いが浮かんできました。幸いトラベラーズノートは縫いを必要としない断ち切りの状態です。リフィルを挟むのもゴムバンドとシンプル。これなら自分でも簡単にできそうということで近所の革屋さんに行ってみました。
サドルレザーの2mm厚でサイズは…と相談すると意外にいい値段します。迷いながら革を見せてとお願いすると「あ、これなら安く出せるよ」と3mm厚のヌメ革を出してくれました。首近くの革はムラがあったりサイズが自由に切り出せなかったりで安くしているそうです。また3mmという厚さもなかなか必要とされていないのかな?
店主の好意を大切にしたい気持ちと、そんな”出物”とのデアイも何かの運命と思いそのヌメ革にしました。ちなみにサイズは店主にお願いしてカットしてもらい残りの部分ももらってきました。
作業
とっても簡単でした。
4角の角を電池を当てて丸くカットし
5箇所に穴あけ…
うち4箇所はリフィルを挟むためのゴムひも通す穴。
::リフィルだけ買ってきてセットしてみました。
のこり1箇所は手帳がバラバラと開かないよう、物を挟んだ際も落ちないようにするゴムひもを固定する穴。ここだけちょっと工夫しました。
トラベラーズノートはこの穴は裏表紙の中心に付いているのですが、書く時にゴムひもを結んだこぶが邪魔になる…とレビューしてた方がいたので、背表紙に開けることにしました。
最後に磨いて完成。
ゴムひもにくっついているものはシルバーとガラスを融合させたものを作るクラフターの作品。最近までペンダントトップとして使っていました。この作家の方と全然会えないけど元気かな?また違うものが欲しいんだけどなぁ。
今後リフィルを挟んでいるゴムひもを細いものに変えて3本通して好きな形に変化させられるようにしていこうと思います。ゆっくりじっくり妄想に妄想を重ねて準備して、1月からは使いながらどんどん変化させて楽しんでいきましょう。
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