四十八式太極拳を見学

ちょっと今日は重たい…興味のない人にはチンプンカンプンな内容です。しかも文字ばっかり。

この日記で触れることは少なかったのですが武術を太極拳を長年やってまして今年で23年目です。年数としてはまずまずですがこの10年程はあまり交流など無い刺激の少ない時期を過ごしてまして、また教えはじめたことも手伝って(教えることによって上達することもありますが逆のこともあります)私個人の進歩という部分では少々乏しい時間を過ごしてきました。

今まで詳しいことに触れませんでしたが、自分は最初に形意拳(五行拳)を習い、八卦掌、そして太極拳を習いました。中国武術のなかで内家三拳と呼ばれるものですね。形意拳は母拳を劈拳としており姜容樵の流れ、八卦掌は孫禄堂の流れを感じています。◯◯式と数多くのものがある太極拳はマイナーすぎるようでインターネットを検索してもほぼ情報が出てこないので私も詳細を控えますが、太極拳にしては珍しい(と想われる)八卦掌の流れが感じられ剣の動きを連想させる伝統拳を習いました(創始者は楊登甫のボディガードを務めたことがあったようです)。
しかしこの太極拳はなかなか難解で長く修学にとても時間がかかり2段の途中で師と別れることになってしまいました。
今は縁あって馮志強老師から学習させていただいた師監修の陳式太極拳簡化24式を使い太極拳の中身を伝えています。

今はスノーボードや自転車など多くの遊びも並行して楽しんでいますが、70,80才になっても続けているのはきっと太極拳でしょうという程、それほど自分の体の動きはそれになっています。

閑話休題、この2年ほど諏訪で太極拳を教える方との出会いがあって少しづつまた時間が流れ始めた気がしています。今夜は四十八式太極拳を教える印南先生の教室に見学に伺わせてもらいました。

見学で伺わせてもらったはずなのに気さくな印南先生と生徒さんの計らいで一緒に練習をさせていただきました。四十八式太極拳は多くの伝統拳の型を入れているようで技のデパートのような印象。新鮮で楽しいです。ですが慣れない動きも多く、特に腰上への足技を使わない私としては難しく感じました。

同時にスノーボードの怪我で手術をした左膝が伸びないことにも気付き…ちょっと悲しくなりました。これは普段取り組んでる武術やスポーツでは遜色ないところまで回復はしているので気付かなかった部分。自分の中から飛び出すことって必要ですね〜。

また、太極拳だけでなく印南先生と生徒さん達の真剣だけど楽しんでいる様子もとても勉強になりました。また機会があったら勉強させていただけると嬉しいです。ありがとうございました。