先日何年かぶりに富士パノのコースを走りました。
トレイルではバイクの乗り比べってしにくいのですが、コースなら手軽にできるのでFireeye FireskyとON ONE 456の2台を持ち込んで交互に乗って違いを楽しみながら理解を深めてきました。
しかし、まぁ、こういったこと書くの何回目でしょうね?(笑)
飽きずに付き合ってくれる方だけ読んでみてください〜。
Firesky
□簡単なジオメトリー
・フレームサイズ:13″
・ヘッドアングル:69°
・シートアングル:72°
・トップチューブ長:576cm
・シートチューブ長:330cm
・チェーンステー長:412cm
※Fireskyのフレームサイズはトップチューブ長は15″でシートチューブ長が13″になっているとのこと。サドルは下げられるけど対応する体格は15″というわけです。
最近よく聞く”日本のトレイルに合う”とか”日本人の体に合う”と言われるMTBと比べるとトップが長くリアセンターがやや短いジオメトリーでクルクル曲がって動きが軽く、でも懐に余裕があってライディングしやすくどこでも楽しめるバイクというイメージは間違いなかったと確信してきました。
やっぱこのフレームいいわぁ。
ところが、ON ONE 456と比べて安定感は薄いんだと気づきました。運動性能が高くて安定感も高い…そんなフレームはないよな〜としみじみ。ですが他のバイクと比べなければ気になりません。でも感じてしまったものは仕方ないので記録しておきます。
ON ONE 456
□簡単なジオメトリー
・フレームサイズ:16″
・ヘッドアングル:67.5°
・シートアングル:71°
・トップチューブ長:600cm
・シートチューブ長:406cm
・チェーンステー長:425cm
トレイルの下りでコレだ!というポジションがみつからないと悩み、本気下りの時はFireskyに任せて456は登りと下りのいいとこ取り…どちらかというと登り中心でいいかな?という気持ちでいたのですが、コースを走ってみて変わりました。予想以上に良い!というか不安要素が何もない、どっしりと安定して色々なことを受け止めてくれて気持よく走れました。
以前はタイトなターンで動きが重く(比:Firesky)、スピードに乗ったコーナーで滑る(比:フロントタイヤがARDENT 2.25で空気圧高めだったかも)と感じていました。でもそりゃそうですよね、リアセンターはFireskyと比べて7mmも長いんですもん。おまけにトップは長くヘッドが寝ているしフォークも30mm長いのでホイールベースが随分違うはずです。
でも、だからか、スピードが出てもバイクの動きが忙しくなく、硬いと思っていたフレームがしなやかに感じられ足下で遊ばせながら優雅に乗れました(あくまでもFireskyとの比較です)。
おまけにCコースだけでなく、4Xのコースでも思ったラインに乗せやすくて驚きました。
きっとハンドルをこじらないと曲がれないようなタイトなコーナーは以前と同じように感じるのでしょうけど、そういった場所以外は今のポジションが最終形でOKだと思います。これに気付けたのが一番の収穫でした。
他の要素…
・チェーン落ち
どちらのバイクもガタガタすぎる所を走るとチェーンが外れやすかったです。Fireskyはバッシュガードのおかげでまだマシだったけど456は外にも内にも落ちまくり。でもチェーンデバイスはペダリングのロスになるので付けたくありません。ということはスタビライザー付きのリヤディレーラーを新調するのが一番の解決方法になりそうです。
Fireskyに関してはシングルにして割り切った使い方をするのがいいのかもしれません。シンプルでカッコイイし。問題はMTBを持ってない人に体験出来るよう貸出したい時にどうするかですね。毎回組み替えようかな?
・フォーク
FireskyにはSUNTOUR EPICONを110mmで、456にはFOX TALAS140をインストールしています。この2モデルの乗り味の差が凄いです。
この辺のことは過去にも書いてきましたが、こうして代わる代わる乗り比べられたのは初めてなので尚感じたというか確信しちゃったというか…ともかくFOXのしなやかでいてどっしりとした乗り心地は格別ですね〜。EPICONの乾いた忙しない動きはセッティングで変えることはできるのでしょうか?
とはいえ2本の購入価格差も凄いのでその辺も伝えておかねばなりませんね。ちなみにその差は4倍も…なのです。
・タイヤ
Fireskyは前後HIGH ROLLER 2.35。456はフロントにMINION DHF 2.35(フォルダブル)、リヤにARDENT EXO 2.25を履いていますが自分が楽しんでいる程度なら申し分ないです。エアボリュームも充分で気持ち良し♪特にこの夏に履きはじめたMINION DHFの安定感とハンドリングはかなり好みです。
最後に
大抵2台持ちの人はハードテールとフルサス、もしくはホイール径が違うことが多く、自分のようにどちらも26インチ・ハードテールって人は少ないようです。ですが自分にとってはかなり性格の違う2台を持つことが出来て幸せです。
こうして理解を深めるとまた更に乗りたくなっちゃいますね。
これからが自転車の本格的なシーズンなのでガシガシ乗りたいと思います!
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