眠らせていた万年筆を起こす

今日新たなインクコンバーターが届きました。

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ブランドはPelikan。これまでボトルのインク(2色)を使ったことはありましたがコンバーターは初めてです。
これを装着する万年筆ははるか昔…自分が諏訪に帰ってくる際にプレゼントとしていただいたTakeo Kikuchiの万年筆です。戴いた時はこんな高級なものを戴いちゃってよかったんだろうか?と思いながらとても嬉しかったことを覚えています。

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当時はインクコンバーターなんてものは知らずカートリッジで使っていました。いつしかそのカートリッジを使い果たし…この万年筆ってどこのインクカートリッジが使えるんだっけ?と解らなくなっていました。そのまま他の文具たちと一緒にジャラジャラと保管され、先日久しぶりに手に取りカートリッジが刺さる部分を覗き込んだところ「あ、これモンブランのカートリッジだ!」と思い出したのでした。

これから使うならインクコンバーターが必要。そう思ったのですがモンブランはインクコンバーターを発売して…いない…の?う〜ん、どうしよう?でも粘り強く調べていたらPelikanのインクコンバーターは多くを網羅したものになっていてモンブラン型にも使えることを知りました。
それで某ショッピングサイトのカートに保存しておいたのですがなかなかオーダーする機会がなく過ごしていたのですが、本日晴れて到着しました。

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Sailorと比べて少々長めだなぁと思いながら装着!あれ!?入らないぞ。もう一回…と力をいれるとぐぐぐっ、と入りました。ほっ。
早速インクを吸い上げてみると一緒に空気を吸ったようでコンバーターの中が泡っぽくなっています。もう一度コンバーターを押し込んでみるともう少し奥まで入りました。これで大丈夫そうです。

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書いてみると、ねっとり〜、もったり〜、と重く粘るような書き味。いつも使っているSailorと比べ明らかに太いのでインクフロー的なこともあるかもしれませんが、ペン先が金なのかもしれませんね(と期待w)。気持ちいいけど慣れが必要ですね。

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実際のところ普段使いには少々太いので、大きな字を書く時、見出し、宛名書き辺りで活躍してもらうことになりそうです。

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18年の歳月を超えてまだ使える…良いものは時代を超えると言うやつでしょうかね。
Takeo Kikuchiってところが自分らしくないってのは目をつぶって(戴き物にそういうのは失礼ですが)永く愛して行こうと思います。