チタンのイメージといえば
軽い
強い
錆びない
ちとお高い
一生モノ
鉄よりハリがあってアルミよりしなやかさ
…等々様々。
特に惹かれたのは軽くてしなかや、そして錆びないところ。
躊躇したのはちとお高いところ。
色々なイメージがありながら一度も乗ったことがなかったので本当のところはまだ知らず。組み上がったんだから体験しなくちゃ!と朝の時間を割いて乗ってきました。
気温は2度。寒気持ちぃーです。
家から車道までの僅かな距離を一漕ぎすると軽くすぅーっと前に出ました。
この感触は以前teruくんの愛車、トップチューブが弧を描くカーボンバイクMERIDA BIG.NINEに乗せてもらった時に体験した”前に出る”アレに似ていると思いました。
「いやいや、期待値が高すぎるが故のプラシーボでしょ」
そう思いながらサイコンとAmbit2にGPSを補足させた後に漕ぎ出すとやはり軽く前に出る!バイクの進む感じに負けないよう気持ちよく足を回し最初の平地を軽々ケイデンス150オーバーで走り抜けました。ちなみにギヤ比は32×22の1.45です。
軽さを体感したものの、自分を簡単に信じない質なのでその後も注意深く様子を見ながら走りました。シングルスピードにしてから立ち漕ぎ(自分の場合ダンシングって感じじゃないw)を多用しているのですが、その時も軽さと前に出る感覚を強く感じました。
それがどんな感覚かを言葉で伝えると…今まではペダルの位置が時計で言うところの1時頃に自分の体重が乗り4時頃に自転車が前に出るという感触でしたが、体重が乗った瞬間から前に出る感じ。SSWCで出会ったtomoさんはこんな反則マシンに乗っていたんですね。ずるいっ!(笑)
そして「そうか、クロモリの溜めってあの感触だったんだ」とチタンに乗ることで逆説的にクロモリの特性に気づくという今更感を激しく感じながらスイスイと登っていきました。ちなみにクロモリの溜めのあとにグイッとくる感じも嫌いじゃありません、というか好きです。
角間新田上まで登り引き返すようにくだりました。
フレームサイズが小さくなったのでアクションがとってもしやすくなりピョンピョン跳ねやすくなりました。Lサイズは漕ぐということには最適と感じてしましたが、アクション系は…だったのでとても嬉し♪でもその反面漕ぐことに関しては少々アレでポジションが窮屈に感じたので、下り中心でない日は長いステムに付け替えることになりそうです。
ハンドリングは超素直で綺麗にバイクが寝てくれます。以前の白い子は僅かにハンドルが入ってくる弱オーバーステアだったのでほんの少しだけ気になっていました。29erの特性なのかな?と思っていたのですがどうやら姿勢の問題だったようです。フォークストロークを100mmにしてもらって大正解ですね。
ちなみにそのX-Fusion Traceですが以前より格段に動きがよくなり気持ちがいいです。フレームサイズが小さくなって自分の体重が伝わりやすくなったからなのか、100mmにしてストローク量もサグも増えたからなのか、それともDimensionのオーナーの手の入れ方がよいからなのか…。きっと全部の要素が重なっているのでしょうね。
立石公園までくだり撮影タイム。青空と桜が迎えてくれました。
特徴的なヘッドバッジとクリスキングのヘッドセット。
チタンの鈍く艶かしい輝き
グリップはエルゴンGS1のSサイズ。王滝にはエンドバーがあったほうがよかったかな?でもスタイルはこっちのほうが好きです。
端の蓋は通称ビールエンドキャップ。まだつけていませんがビール瓶等のキャップが取り付けられる面白ものです。
サドルはChromag Lynx。天邪鬼としては使いたくない部類のブランドですが良いものは良いということで。同ブランドのTrailmasterより硬めで小ぶり、それでいてノーズが使いやすいのです。
オルタネイタードロップエンドはSS仕様に付け替えました。もちろんディレーラーハンガーが付いててもいいんですが、SS乗りであることを誇張したいというかなんというか(笑)
スプリットボーダーしかわからないネタですが「ヒールリフターをぶった切れ」的にディレーラーハンガーをぶった切れってな具合です。
と、ひとまずこんな調子に仕上がっています。
それでお気に入り度はどのくらいかというと99%。
僅か1%だけ残念に思う点は前三角が小さくなってしまったこと。
フレームサイズがMであること、チタンフレームはパイプ径が太くなりがちなことから仕方ありませんが、ボトル+フレームバッグという組み合わせはできそうにありません。
ですがこれは些細なこと。MTBらしいライディングを考えると全く問題なしです。
というわけで大満足!…なのですがまだセミファット仕様を試していません。そちらのほうが今回の本命だったりするので明日朝乗ってみて具合を確かめたいと思います。
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