”好き”をわかってくれるショップがあることの幸せ。ウエハラサイクルが生まれ変わっています

ここ数年、学びたいことが目白押しで自転車に乗る時間がとてもとても少なくなっていました。

自然と乗る意欲が低下。その背景に自分の好みが解ってくれるご近所のお仲間がいないということもひとつの要因…だったかもしれません。

ところがその風向きが急に変わる出来事があったのです。

きっかけは娘が「MTB乗りたい！コース走りたい！」と話してくれて、古巣のウエハラサイクルに訪れたことだったのでした。

その際、ウエハラサイクルに大きな変化が訪れたことを知りました。
オーナーの息子がショップに入り、スポーツバイクコーナーを切り盛りするようになったとのこと。

彼は元ダウンヒルライダーなのでライディングの技術や整備の腕前、そして熱量があること間違いなし。

ですが自転車屋にありがちな横柄でビッグマウスな店主（おっと失礼w）とは真逆の穏やかで控えめなタイプ…だけど話していると楽しさを肌身で知っていることが滲み出る、とても良い店主なのでした。

更に、彼の乗っているMTBが自分に刺さりました。

なんでもショップの倉庫に眠っていたフレームをありものパーツで組んだのだとか（もう一台ネイビーもあるとかないとか）。

リジッドのフレーム・フォークはもちろんのこと、高めに設定されたKCNCのハンドルとか、シートチューブに取り付けられたボトルケージは子供用で、持ち帰りのコーヒーがフィットするようにしている緩さとか、もうすごくイイ感じ。

BLUE LUGやGrampyのように強いテイストを商業的に…というわけでは無いので、こういったバイクばかりが並んでいるわけではありませんが、

・いい感じに力の抜けた感もOK
・楽しいのが一番！
・そして（自分の中での）カッコイイも大切！

という雰囲気が感じられ、心地いいのです。

写真のSPECIALIZED Rockhopperも”とりあえず組んだ”状態とのことで、今後、当時もののパーツに入れ替えカッコイイを煮詰めていくとかなんとか。
カッコイイバイクはネジ一本にまで魂が宿りますね！彼はそれがよく変わっている人なのです。

こういったバイクを見ると、

・家で眠っているお父さんの自転車に手を入れて再び楽しめるかも？
・その自転車を子供たちが乗って楽しむのもいいかも？

と感じさせてくれるんですよね〜。

話は飛びますが、自転車をスポーツとして強く捉えている店主のいる自転車店はとかくレースへの参加を煽ったり、早い・上手いのが偉いといった雰囲気を醸すことが多く（そのなかで上記した横柄でビッグマウスが垣間見えたり）どうも好きになれませんでした。

自分は楽しければいいじゃん！というのが持論で、その上でもっと楽しくなれるにはどうすれば？とあれこれ考えながら手を入れたり話したり相談したり…そんな楽しみを分かってくれるショップが諏訪にはこれまでなかったのでとても嬉しいです。

普段から”好きもの”が好むようなパーツが並んでいるわけではありませんが、相談すれば取り寄せしてくれるし、むやみに高価なパーツを勧めることもないので、皆さんも家で眠っているバイクを蘇らせませんか？スポーツする自転車は最新でなくてもイイのです！！

そんな際はウエハラサイクルで相談…お勧めです！！

自分も先日フォークを一本オーバーホールしてもらいました。

その際はMTBの動きを引き出しやすい状態なども話してくれながらのお手入れ。古いパーツでもこういう対応をしてもらえるのは嬉しいですね。

更に最近上写真のフレームを足自転車として組み直したのですが、細かいパーツの手配やアドバイスをもらえて大満足です。

それについてはまた近日。