テストライド

いよいよ秋到来。冬場は雪と寒さで乗らない信州人が一番走力の高まる時期ですね。
SDA王滝を走った昨年程ではありませんが今年ももれなく走れる感じがするのであります。

そういった体の感覚がある時のシングルスピード乗りはギヤ比に新たな境地を求めたくなるものですね。自分の場合32×22のところをどう変化させるかが課題なのですが、2T以上の変化をさせられるほど強くありません。なので 33×22:1.5 or 32×21:1.52 の2択になります。

それで選んだのが33×22。これは昨年もトライしたギヤ比なのですが、32×21と比べ良いところはギヤ板が大きくなる方向なのでチェーンを切らずにリヤセンター(チェーンステー長)を短くできることです。

オルターネータードロップエンドのこの位置が(ピンぼけしちゃったw)

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1T分、チェーン半コマ分、12.6mm分前に詰められることになります。

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狙いはハンドリングの向上とトレイル(降り)での僅かながらのスピードアップや新たなリズム作りができたら面白いな〜というところです。

さ、実走!の前に…クランクとチェーンリングの話ですが最近様々なPCDが入り混じっていますね〜。数年前まではMTBといえば104PCDが定番だったのですが…気をつけないと間違ったチェーンリングを買ってしまいそうです。

またチェーンリングの歯数も画一的で、例えば30,32,34…と偶数ばかり。なので33Tは絶滅具危惧種で過去に発売されたものしかありません。幸い真円と楕円を1つづつ持っているのですがこれを使うには104PCDのクランクにしないといけないのでクランクごと付け替えです。

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う〜ん、色気のないシルバーだ(フレームのチタン比)。

さ、いよいよ実走です!
旧道を走り佛法寺へ立ち寄りイチョウの紅葉具合を確かめました。当然早すぎでした。

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その後約20分の登り。勾配の緩急がなかなかのトレーニングになるこの場所で新しいギヤ比を試すのは自分にとって大切な事だったりします。なかなか良い感触を得られましたよ。

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その後はご褒美の土のうえ降り。一人だと楽しすぎて休憩無く走り抜けちゃいますね。よって写真なしです。

それで今日のテストの感想は…
「一度挫折した33×22でもこれまでの坂が漕ぎきれそう!ハンドリングの向上感までは得られなかったけどタイトターンでは変化あるだろうし、僅かながらスピード域が上がって楽しめた。でもなんか足の回りがちょっと鈍い気がする」
でした。

良い感触はそのまま置いといて、足の回りが気になりますっ、

785XTだと鈍く感じるのはプラシーボかぃ?
いやいや、自分の体感にプラシーボ効果はほぼ無いのですよ。前も書きましたが(>> 初おろしの感想 3/3.XTR クランク + WolfTooth 32T)普段から体観察を徹底的にやっているのでもう一度書きますがプラシーボはほぼ無いのです。

ではどんな要素? 重さ?
いやいや100g程しか変わらないし持ち上げて回してるわけじゃないから影響ないでしょう。

ん〜、なんだろな〜、わからない〜。ということで985XTRクランクに戻してみたら判明。Qファクターが違いました。

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上:785XT
下:985XTR
その差3mmとのこと(左右で6mmの違い)。

980から985に変わった時にXTRはQファクターを狭めたのにXTはしていなかったんですね。知らなかったこの事実…おぃおぃって感じですね。ですがQファクターの効果を身をもって知ることができましたよ。
ちなみにこの方が速いとかは解りません。自分が求めてるのは”好みの感覚”なのです。

というわけで985XTR(88PCD)を再採用!よって104PCDの33Tが使えなくなりました。
選択肢は32×21:1.52をチェーンを1コマ切って使うだけになってしまったことをお伝えしながら今日の日記を終わりにしたいと思います。