モンシロチョウのモンちゃんが旅立ちました。
昨年12月、畑をやっている方から白菜をいただきました。消毒や農薬を使っていないので虫食いがあるのですが、だからこそ安心して食べられますね(女性的には虫に”こんにちは”されるとギョッと驚くようですが)。
その白菜から出てきたモンちゃん。いつの間にか天井まで登りサナギになりました。来春まで出てくるなよ〜、越冬するんだよ〜、と家族皆で言っていたのですが暖房の暖かさにつられたのか羽化してしまいました。
12月14日、ちょうどyokkoの誕生日の出来事でした。
これまで毎年アゲハの幼虫と過ごし羽化させてきましたが、蝶になってからは外に放っており一緒に過ごしたことはありませんでした。なので放つかどうか何日にも渡って家族会議をしてきましたが思いの外寒くなった’20の12月では1日も持たないのでは?と一緒に過ごすことになりました。
その際yuiとtsumugi二人でモンちゃんと名付けました。特にyuiが大切にしていて気持ちが伝わるのかyuiの手にはよくとまり、ご飯の砂糖水を飲む時もyuiの手のうえだと捗るのでした。
この時は楊枝に砂糖水を染み込ませてますが、途中からはyuiの手に砂糖水を玉状に置いても飲むようになりました。
一緒に過ごすなかで「モンちゃんのこと何も知らないね」ということになり、yuiが学校からモンシロチョウの本を借りてきてくれてオス・メスの区別ができるようになったり、寿命はおおよそ半月だということも知ったり。親も一緒に勉強させてもらいました。
また、よくとまる場所を観察して「こういう色が好きなのかな?」と、モンちゃんのことを知ろうとしている姿がなんだかいいな〜と思いながら見守っていました。
昼間の誰も家にいない時間や夜は水槽の中で過ごしてもらいました。家の中とはいえ火の気のない状態ではそこそこ冷えたでしょうし、水槽内の狭いところで飛ぶと羽が痛むだろうということで布をかけ暗くしていたことも手伝ってかあまり動きませんでした。暖房で暖かくなってから部屋の安全なところ(火の気がない)では部屋に放ち、自由に飛びまわり砂糖水も摂っていました。時より見えないところに入り込んでしまい心配しましたが大きなトラブルはありませんでした。
お世話はyuiが中心に行い、水槽に戻すのもyuiだとすんなりなのでした。
寿命といわれる半月を超え「よく生きてるね〜。半分冬眠してるような過ごし方だからかな?」なんて話していました。yui、tsumugi、yokkoでモンちゃんのベッドを作り天井から吊り居場所を作ったりする姿から大切にしているんだな〜と感じていました。
そしてひと月近く経った頃には少しづつ足の本数が減り、羽には皺が目立つようになってきたのでした。
それでも元気に飛んでいたのですが、急降下…というか急に落ちてみたり…心配な雰囲気になってきました。
次第に飛ぶ量は少なくなり…いつでも摂れるようにとティッシュに砂糖水を染み込ませ置いてあげるようになりました。
そして生後39日、お別れの時がやってきました。
痙攣するモンちゃんを心配そうに見守る3人。心配だからとなかなかお風呂にも入らず見守り…そして動かなくなりました。yuiとtsumugiは涙ぼろぼろ。yokkoもうっすら涙を浮かべていました。
最後まで一緒に過ごせて見送れてよかったねと話をしました。でもそれで涙が止まるものではありませんね。この日は眠るまでこんな調子でした。
今後も色々なことがありながら成長していくのでしょうけれど、’20-’21の冬はちょっと特別な思い出が残る年となりました。
そしてこういったことを残しておけるのもブログの良さだなぁと、改めて感じながら書き記して行こうと思い改めるのでした。
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