BIG FISH OUTLINE COREの乗り味…2

先日八方尾根でBIG FISH OUTLINE COREに何本も乗らせてもらいました。

以前は春の野沢温泉スキー場で夕方の荒れたザラメ圧雪バーンで乗らせてもらい不思議な感触を得ていたのですが今回のコンディションは全く違い、ハイシーズン並みの雪質・深雪・荒れパウといった感じでまた違う感触を得てきました。

::以前の感想
>> BIG FISH OUTLINE COREの乗り味

なんというかこの板、はっきり言ってメチャクチャ楽しいです。

いきなりな書き出しになりましたけどそれが本心。SPOONFISHが欲しかったはずなのにいつのまにやらBIG FISH OUTLINE COREに心変わり。それ程です。

さて落ち着いて…

以前感じた板の”しなりのようなもの”ですが今回のコンディションでは感じられませんでした。
あれについては記事を書いた後にまた色々と考えるところがあって、割と硬いバーンやザラメのように重いというか手応え的なものがある環境で感じられるんじゃないかな?という読みは当たっていたようです。今のところそれだけで満足。検証はまた後日ですね。

そんなわけで改めて純粋にBIG FISH OUTLINE COREについてつらつらと書いちゃいます。


動き・感触
この板の見た目通りノーズから受ける圧力のようなものは圧倒的です。深雪だろうが圧雪バーンだろうがいつまでもノーズに乗っていると板の返りみたいな力が大きくて疲れます。まるで板が「そこに乗りっぱなしじゃ嫌だよ」と言ってるみたい。
なのでノーズからの返りの力を感じたらセンター〜テールへ素直に流してあげるのがこの板の乗り方のような気がします。「普通の板も同じだよ」という突っ込みをされる方もいると思いますが、この大きな圧力は普通の板ではちょっと感じられないレベルですし、後記するテールをこんなに使うことはないと思います。

そしてセンターへ流した時に予想より曲がることにびっくりしました。見た目のサイドカーブはかなり緩い感じなのに不思議です。もしかしたらサイドカーブの問題よりテールの話と合わせてボトムの形状に何か秘密があるかもしれないなんて妄想してみたり。でもあくまで妄想なので何も解ってません。

その後のテールが粘ること粘ること。粘りつつ深く回っていく…これに一番びっくりしました。そしてここが一番気持ちい部分でした。特に圧雪バーンで深回りのターンをした時の感触はしなやかでいて粘り強く雪面を離さないという相反すると思われる特性を持ち合わせていて新感覚でした。

まとめると、変に頑張らず板のサインに気づいてあわせることで気持ちよくなれる感じ。一人よがりだったり強引だったりじゃダメなのです。ちゃんと順番通りに動いて二人同時でないと…え?

深雪で
見た目通り浮力は半端ないです。
Floater68と比べるとスピードの乗りは劣りますが乗り方でスピードを得ることはできます。が、絶対的なスピードを求める板ではない気がします。自分の中での相対的なスピードを楽しみながらキレ過ぎないややメローな動き(比:Floater68)をクルーザーのように楽しむのがこの板の流儀のような気がしました。変な表現になりますが、ちょっとリッチな感触です(笑)

荒パウでは
正直楽ではありません。でも先程も書いたようにノーズの大きな圧力を受けないようにしてセンターの安定した部分とテールの粘りを使ってあげるといい感じ。TTと比べるとまだまだこなしやすいので安心です。

とまぁそんなわけで
欲しい板リストに入ってしまいました。
junくんは責任をとって誕生日プレゼントとして贈ってくれてもいいですよ(笑)
なんて冗談ですが、ガシガシ乗っちゃう一本として欲しいと心底思ってます。

もうね、最近G社の板達には困らせられてばかりですよ。
一度は心離れたのにこうして戻ってきてしまうのはそれだけの理由がありますね。
完全白旗です(笑)