適正サグのエア量だとちょっと…とか、ストロークを使い切れない…とかお高いキツネさんと比べると少々アレな部分もありつつ、とってもリーズナブルなのに軽くて使えるMTBフォークSRSUNTOUR EPICON。先に書いた部分はスルーできるとして、それ以外に悩める部分がありまして最近の自分にとって大きな問題でした。それは15mmスルーアクスルQLOC(キューロック)のこと。
最初にこのスルーアクスルQLOCの特徴を良い所を紹介しましょう。
他ブランドの15mmスルーアクスルは差し込んでクルクルクルクル回してレバーを倒すことになるのですが、QLOCは差し込むとレバーと逆の先端のカラー(赤)が開くことで引っかかり抜けない機構になってクルクル回す必要がありません。
抜きたい時反対にあるレーバーを起こし左の金具(銀)を押すとカラー(赤)が引っ込み、そのまま押し込み引き抜くとOK。瞬間で抜き挿しできてしまうとても賢いスルーアクスルです。
そんなとても便利なQLOCの困った部分の紹介。それはハブによっては困ったちゃんになってしまうことです。2つの写真を見比べてください。
15mm専用ハブは内径が一定なのに対して、20mmとのコンパチハブは両脇が15mmで中間が20mmになってしまいます。すると中でカラー(赤)が開いて抜けなくなってしまうんです。細長い棒を入れて金属(銀)を押してあげると無事引き抜けますが、携帯工具に細長い棒を追加するとか、お山で棒を使ってハブの中にゴミが入った…棒を無くして…とか考えるだけで嫌になっちゃいます。
15mm専用のハブを使い続ければよいだけのことですが、ここでホイールを一組里子に出すことになりまして出すなら…いや残すなら白ホイールでしょということになりました。だけどHARO FREEDOM DISCは20,15,QRのコンパチハブでどうしたもんかと悩んでいました。
いくら考えても自分の中に答えはないので、コンパチハブにどうやって対応すれば良いのかアイデアをもらうためにSRSUNTOURの代理店にTELするとQLOC2というスルーアクスルが発売されていて(2014年フォークから標準装備)それなら対応できるとのことで古巣のウエハラサイクルで取り寄せてもらいました。
上がQOLC2、下がQLOCです。左に金のラインが入ってるだけでデザインは全く一緒ですね。形は当然でしょうけどレバーの印刷も一緒で”2”の表記もありませんでした。
QLOC2はカラー(赤)を引っ込めてロック出来るようになっています。方法は簡単で、金属(金ライン入りの銀)を押しこみカラー(赤)を引っ込めてから時計回りに回すとロックされ、解除する時は反時計回りに回すとロックが解除されるという解りやすい機構です。
おかげで安心して白ホイールに戻すことができます(以前FIRESKYに白ホイールを使っていた時はFOXだったので問題ありませんでした)。やったー!
ちょっとした小部品ですがかゆいところに手が届く良品ですね。
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