※本日の日記は虫が苦手な人はご注意ください
昨年今年と娘たちとアゲハの幼虫を飼い、羽化したら放すということをしていました。
事の発端は妻の友達の実家で幼虫をもらってきた事…もしくは図書館で借りてきた本だったのか…忘れてしまいましたが、2つの事が重なってスタートしたのは間違いありません。
この影(?)で一昨年昨年はおたまじゃくしをたくさん飼い、カエルになったものから田んぼに放つということをしていました。ほぼ毎朝水を変えることをしながら観察を楽しんでいるなか、yokkoが連れて行ってくれたオオムラサキの放蝶あたりから昆虫にも興味が向いたのかな?と思っています。
アゲハの幼虫は小さな水槽を使いました。
最初の頃は行動力などの性質が解っていなくて水槽から脱走…なんて事も多かったのですが、思った以上に行動すること・つるつるの壁も登れることが解ってからはなくなりました。
そして行動以外にも知らないことは多く、yuiの借りてきた本から食べる葉は卵が産み落とされた葉しか食べないこと等を学びました。食中毒的に死んでしまう事がないよう他の葉を食べないとのことでした。
それで最初に奔走したのは”からたちの木”探しでした。子供の頃はご近所に垣根的にあったものですが大きなトゲを持った木は嫌われてしまったようでなかなかみつかりませんでした。
それで歩いて、人づてに、SNSを通して…あらゆる方法を使い生えている場所を聞き、一番遠くはみどり湖まで行きました。最終的にはご近所の垣根の中に僅か数本混じっている事に気づきいただくようになりました。その際お家の方に相談するとからたちが混じっていることを知らなかったとのことで…ちょっと笑えました。
それで昨年最初に羽化した子は家族皆で感激しながら観察しました。
羽化している最中にyuiが花を摘んできて横においたり…何気に色々考えるんだな〜と感心しました。
そしてたくさんのキアゲハと1頭のクロアゲハが飛び立っていきました。
そのパターンは今年も同じ。クロアゲハの幼虫は大きく食べっぷりもいいので葉を用意する頻度が高く大変なのでちょうど良いバランスなんて思っています。
サナギになる直前には水分を含んだ糞をすることをyokkoが学んでいました。幼虫・サナギの時は水槽のつるつるした壁も問題なく登っていくのですが、羽化した際には足が引っかかるのか不安になり、サナギになる子をみつけると水槽内壁にダンボールをつけるようになりました。
間の良い子は(?)ダンボール表でサナギになってくれるのですが、鳥などに狙われないようにか裏にとか色々なところでサナギになってくれます。上記したように一番心配する水槽のつるつる壁でサナギになってしまった子は丁寧に剥がして、セロテープで受けを作りお尻を差し込むようにしてあげました。
この中ではみずちゃんがそのパターンでした。こんな茶色で硬そうに見えますが触るとイヤイヤといった調子で身をくねらします。その姿も幼虫の姿も可愛く感じるようになっている我が家族…虫嫌いの人からしたら信じられない光景でしょうね。
ちなみに毎回yuiとtsumugiが名前をつけてくれます。
そんな調子で今年も何頭ものキアゲハと1頭のクロアゲハが巣立っていきました。
一番印象的だったのは1頭のキアゲハでした。
その時は手でなくて帽子に止まらせて窓の外に差し出したところ、家族全員の顔を見回すようにくるりと一回りして一呼吸おいてから飛び立ちました。その姿はまるで「ありがとう、バイバイ」と挨拶をしてくれたみたい。皆でホクホク気分で見送りました。
yuiは蝶のほかにもヤゴ…トンボにも興味がある様子。
でもヤゴの食べ物って葉じゃないので大変そうで、その前にヤゴを捕まえるのも難しそうなので、子供の頃自分がやってもらったように羽化するために諏訪湖から上がってきたヤゴをお家に招いて羽化を観察して放つことをしようと思っています。
うまくみつかると良いのですがどうなりますかね〜。
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