今までスノーボードの初期チューンナップについて否定的だったのですが、最近になって考えが変わってきました。
どうして否定的だったのかというと乗り物として完成された状態で出荷されているわけで…特に高価なモデルほど仕上げがキレイなわけで…どうしてそれを一度も乗っていないピカピカのソールに手を入れてしてしまうんだろ?と考えていたからです。
では何故考えが変わってきたかというと、スノーボードとして完成はされているけど一般的な大きな枠での完成であって、自分の好みやその板の役割とか期待している乗り味があるならそれに近づけるためのチューニングは積極的にやっていっていいんじゃないか…というかそれも楽しめる部分なんだと気付かされたからです。
とはいえ完全白旗でなくて、やっぱり一度も乗らずにチューニングというのはやっぱり考えられない譲れないという部分もあります。
さて、好みに近づけるためのチューニングですが、これってかなり繊細な仕事になると思います。自分の体格や滑りを知っていて好みまで解ってくれる人ってチューナーに限らずごく僅かですよね。
ということは体格的には数値で伝えられるとして、好みは言葉で伝えなくちゃいけない難しさがありますし、そこまで考えてやってくれるチューナーと巡り会えるのかと考えるとその出会いこそが一番難しいことのように思えます。
そんなわけで自分でチューニングするのがいいのでは?と思うようになりまして、何が必要で不必要か…それを知るためにTTを観察してみました。
うっすらとコンベックス。
そうそう、このTTは一度チューン…というかサンディングしてもらってます。以前雪に埋もれた雪崩止めを踏んづけてしまって酷い傷が入ってしまったので泣く泣くやってもらいました。
このTTを購入したショップ経由でチューナーにお願いしたのでgentemstickの板の特性を十分理解したうえでのナイスなチューニングになっていました。
ところがよ〜く、じっくり細かく見ていくとテール辺りのコンベックスが弱くフラットに近い。だから引っかかる感じがするようになったのかも。
今までそういったことを文字にしたり言葉にしたことは少なかったですがずっと感じてきてました。
というわけで先ずはテールを自分の手でチューニングしてみようと思います。
ある程度まとまった時間が必要そうなのですが秋のうちにやってしまいましょう。先ずは道具を揃えるところからですね。
コメント
コメント一覧 (9件)
けあじさん、完成品はメーカーに差があると思います。
コンベックスやコンケープになってたり。
ソールが走らないってのもあったりします。
友達がすぐにチューンしてたのを聞きましたし。
ドメスティックは完成度が高いと思いますが(^◇^;)
新品のボードではまだ半完成品ですyo!
特にG社の場合は乗り手による最終仕上げを見込んで
あえて太目のスチールエッジを使ってるそうです。
けあじ色に仕上げちゃいましょう!!
あらま皆さんチューンは当たり前って考えだったのね。
>まっすん
海外の板ってそんなに酷いの多いのかな?
最近ドメスティックばかりだったから解らないや〜。
>NSPくん
NSPくんもDTPとは諸々には手を入れてたのかな?
だとしたらどんな狙いでどんな風に、そして気をつけたほうがいいこととかあったら教えて〜。
自論だけで推し進めた結果で恐縮です。あくまでご参考までに、、
旧型のDPTの場合に限りますけど、ノーズの浮力が大きすぎる気がしたので、フロントの一番先のインサートより4cmノーズ側に新たにインサートを打ち、より前足で押さえ込めるようにしました。そうすることによって回頭性が上がると同時にスタンスが最大60cmまで取れる(僕はデフォルトで58)ようになり、ツリーの中でのクイックな動きや、大きく沈み込んで前後の体重移動がやりやすくなりました。(こういう乗り方をするので僕は徹底的にTTが苦手なんですがww)
つい最近になってわかったんですが、北陸に旧DPTの完全レプリカを製作した方がいて、異句同音のことをおっしゃっていたので驚きました。やはり旧DPTの前乗りセッティングは「アリ」なのかなと、、(但し、彼の作品は不等圧もリセッティングしているのでバランスは若干異なるでしょう)
エッジも手を入れていますが、ファイルガイドをきちっと使うということと、一箇所ずつ作業すること、いちどに仕上げない気持ちが吉かと思います。
TUNE-UPはここ9年は「CALLA FACTORY」に出してます。
(G社ユーザーの多いLARGO、SIDECARもCALLAに出してますね)
毎回変態板ばかり依頼してもバッチリ仕上げてくれます!
>NSPくん
そういえばインサートホール追加してたね!あれもセルフチューンだね。
そしてその乗り方はTTには合わないってのは解ってきた今だからこそうんうんと頷けるよ。以前だったらここまで解ってなかったかも。
少しずつ進めること、参考にさせてもらうね!ありがとう。
そしてもうひとつ教えてもらっていいかな?
エッジを切る時はサイドウォールを少し削ったりしてもいいのかな?そうしないとエッジが切れないんだろうとは思うけど。
>HAMA☆さん
そう、そこでサンディングしてもらったんですよ〜。
実際良い仕上げでした。
今の状態はチューン後から数年経っているのでまた変化があるのかもしれません。きっと反りも強くなってきたりしているんでしょうね。
一度新品のTT165と並べ比べてみたいです。
ボーダーカッターという道具があるんですが、これだと長い距離をほぼ同一の角度で削れることになります。
そのほかビベルガイドの使い方などはこちらをごらんください
http://www.boarders-heaven.com/html/fs/wax_more.html
テールがドラグするとのことですが、
板を置いたときに床とソールが接している部分の
サイドウォールが垂直に立っていませんか??
もしそうだとしたら、樹脂・木工用の平ヤスリでサイドウォールに角度をつけながら削ることで対応できます。
(塗装の欠けもきれいになります)
CALLAさんで仕上げてあるということでしたら
エッジはキッチリできてるとおもうんで、まずはそういった
ところから徐々に進めてはいかがでしょうか~??
>NSPくん
詳しいことありがとう。
ドラグっていうの?状況によって引っかかる感じは。
NSPくんのアドバイス通りもう少し観察してみるね。
一度手を入れたら戻せなくなっちゃうから慎重に〜だね。