寒い雨の本日。朝から街のイルミネーション飾りの仕上げをして冷えきっていたのですが、yoneくんがお店に来てくれて心を温めてくれました。
来てくれるだけで嬉しいのですが、今日はまた特別でこの子を持ってきてくれたのです。
MOSS SnowBoard KING 160
少々前の年式のこの子。KINGは硬い部類の板なのですが、この頃のKINGはカーボンが使われていないとかでしなやかな乗り心地なのだそうです。KINGは今も乗っている’04KING ANDY157.5のボトムの流れるようなスムースさと板が勝手に曲がっていかず乗り手に従ってくれる感じが大好きなものの硬さが気になっていてこの年式のKINGをずーっと狙っていました。
すると先日同年式のKING ANDY(157)を中古で見つけyoneくんに相談したところ手持ちの160に乗っていていいよと話してくれていたのです。
借してくれるというのに持ってきてくれるなんてありがたい。実は更なるありがとうがあって、それはこの板を譲ってくれるというおはなし。借り物と思ったら思いっきりすべれないだろうからって。嬉しくて心の中で小躍りしちゃいました。
(ちなみにyoneくんはmossのライダーですが、この60は個人的に購入したものです)
青いヒトが更に加速するようなカラーとプジョーのエンブレムをもう少し可愛くしたようなグラフィック。そして残してくれたBALDFACEのステッカーがとってもとっても気に入りました♪
余談ですが、ここ数年「最高の1本」とか「最善の1本」やら「1本に絞るなら」…まぁ、どれも同じ意味ですが、ともかく自分の好みで1本だけを選ぶとしたら何にする?と自問自答してきました。その辺の答えが昨シーズン出ていてそれは「勝手に何かをしない板」ということでした。
「勝手に何かをしない板」というのは滑りのなかでハッキリとした言葉にすると”勝手に曲がらない””勝手に浮かない(→浮きっぱなしにならない)”ということが主な事柄です。例えばB社の板は角付けすると勝手に曲がってしまうし、G社の手持ちの板は勝手に浮いてしまうものがある…そういったことです(シーズン初めの滑りがこなれてない時は勝手に動いてくれると助かるのですが、滑りが整ってくるとこういう気持ちになってしまいます)。
そういう視点で手持ちの板を見ると先ずはMYTH、そしてボトムの流れがよりきれいなMaxforceがあるのですが、ピステンで地形遊びを絡めながらチョット飛んでフェイキーも楽しみながらというと164は長くて重いな〜と感じていました。ところが157.5ではパウダーで短い…いい意味で中間的なサイズはないか?と追い求めるとKING160が最適なのかもと思っています。
そんなわけで今シーズン…だけでなくて長年の相棒となりそうです。
yoneくんほんとうに、ほんとうにありがとう!!
コメント
コメント一覧 (4件)
”勝手に曲がらない””勝手に浮かない”という主題に対してTTはどんな感じでしょう?
はっ、そうでした、”勝手に何かをしない板”もう1本持っていました!
ノーズはあがりやすいですが、決して浮く板ではないですし
何より勝手に曲がらない…というか、簡単に曲がらない(笑)ですね。
急に乗りたくなってきました〜。
パウダーという「流動体」を滑ると波乗りと共通する感覚がいくつか生じるのですが、そのひとつに力のない波のセクションや斜度の緩い深雪ではボトム面を波・雪の面に上手く合わせてあげることが重要だと感じます。
波乗りもスノーボードも走ってないと沈む、スピードの落ちるセクションをなるべく減速を少なくしていかに切り抜けるかが「浮く」「浮かせる」ってことかと。
それはもちろんTTに限らず。
でもそういうことはフラットキャンバーで一番意識しやすいのかもしれませんね。
浮くということに関してですが
ターンの導入でノーズが沈み、中盤で浮き、後半は切換え動作につながる(テールは常に逆の動き)こんな部分を特に楽しみたいです。
そのなかでスムースな滑りを意識して大きな浮き沈みを抑えつつ楽しんでいたら尚更勝手に浮くのが気になるようになりました。特にテーパードの強い板はノーズが上がりっぱなし(テール沈みっぱなし)になりやすいと感じてまして…それで「勝手に浮くな〜!」と板に言いたくなってきました。
はっ、ここで言葉が足りなかったことに気づきました。
「勝手にノーズが上がりっぱなしはやめて~」というのがホントのところです。
G社とM社の板で乗ったことのあるもの全てソールの流れの綺麗さをすご~く感じていますが、やっぱりフラットは特に感じます(それに対してB社の板はキャンバーとサイドカーブがきつくて引っかかると感じてます)。
気持ちいいのですが…疲れる板でもありますね(汗
若干論じている部分にズレがありますが、求めている部分を解ってもらえると嬉しいです。