’15-’16シーズン初めてナイターに行ってきました。
ここ数年僅かな回数しか行っていませんがスノーボードを始めてすぐの頃はナイター通いをしていました。翌年からはシーズン券を買いその後8年近く週4,5日ペースでナイターで滑り水曜はお山に行き…と、自分の基礎はナイターと言っても言い過ぎではない感じでした。
あの頃と比べ知っている人はずいぶん少なくなり、いや、滑っている人がずいぶん少なくなり…と寂しいながらも、以前のようにカービングが流行ればターンばかり、ジブが流行ればグラトリばかりという時代とは違い、様々な滑り方を楽しむ方が増えてある意味では賑やかになっている気がします。とはいえ絶対的な人数は少ないですが。
道具自体も多様化していて、普通の板、長い板、ハンマーヘッド、スワローテール(g社ではダプルピンテールですね)と滑りだけでなく目も楽しませてもらえる感じです。
特に知っている人もおらず一人で滑っていたのですが、egawaさんと一度だけナイターでご一緒したことのある青年と会えてちょっとホクホクしました。滑りの方は…滑っている量が足りないので安定感がなく残念ですが、腹(丹田)と板の中心がピタリと合うと気持ちよい動きが引き出せて楽しかったです。
足のVBL
さて、今夜は靴下を間違えて厚手のものを持って行ってしまいました。
普段はSmartWoolの一番薄いスキー・スノーボード用ソックスにネオプレーンソックスを重ねブーツを履いています。それでブーツの中でピタピタのジャスト。なので厚手靴下だと窮屈だろうな〜とネオプレーンソックスを履かずに滑りだしたところ長年履いたブーツのインナーは初期の柔らかさはすっかり失われ硬く、スカスカとした感触でロイヤルナイターならではの硬くやや荒れたバーンでは気持ちよく滑ることができませんでした。
なので窮屈なのは承知でネオプレーンソックスを重ね履きしたところ隙間が埋まり、クッション性も出て快適に滑ることができました。
なぜわざわざネオプレーンソックスを履くのかというと足のVBLをしているからです。
VBLとはVapor Barrier Linerの略でアラスカなどの極寒地での保温システムとして活用されているものです。人の皮膚は蒸れ蒸れの湿度100%状態では汗をかけないという性質を利用したもので、汗は皮膚の温度を下げるために出るものなので汗が出なければ体温は失われないという発想から生まれています。
つまりは湿度100%までは汗をかき蒸れ蒸れになるのです。。。想像するとなんだか嫌な感じしかしませんが、実際使ってみると嫌な感じなく暖かく快適に過ごせます。
大切な要素は…
1.完全防水アウター
2.肌に近いところで汗を遮断できる完全防水インナー
3.保温層
の3つで保温層は絶対濡らさないのが大切な条件です。
自分の足のVBLの場合肌に近いところから
1.薄いウールソックス
2.ネオプレーンソックス(ホームセンターなどで売ってる長靴用インナー)
3.ブーツ(インソール・インナー・アウター)
といった感じ。もう10年近くこのスタイルで欠かせないものになっています。
ま、これ故新井裕己さんの真似なんですけどね(笑)でも良いものは良い。特にブーツが臭くならないのがイイですね(本来の目的と違いますがw)。
このところ山滑り山登りの方の間ではゴム引き手袋を使った手のVBLが流行しているようでVBLが身近なものになってきましたね。日本で積極的に進め広めてきた新井さんが喜んでいるかな〜と想いを馳せながらこれから先も使い続けようと思っています。
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