22日(土)から26日(水)の5日間、藩厚生先生の東京での講習があってうち4日間参加させていただきました。
藩先生は馮志強先生のお弟子さんで書記を務め何冊もの本を書いてきた方で、実力はもちろん理論にも深く精通している方です。
私は過去に馮先生の陳式太極拳簡化24式(現在は簡化とつけないかもしれません)を学ばせていただいたことがあります。馮先生の風格は全く身につけられなかったのですが、私の太極拳の基礎が陳式ではないからなのかな?という疑問とそれ以上に自分自身の修行に行き詰まりを感じていたので「わらにもすがる思い」で今回の講習を待ちわびていました。
内容は…
22〜24日 混元太極内功・初歩の初歩から実践
25日 混元太極三字経について(不参加)
26日 太極十三勢
でした。
・1,2,3日目(22〜24日)
藩先生はすっごく文字を書く方で驚きました。あっという間に大きなホワイトボード2枚が文字でびっしり。更に説明では広げて掘り下げて、丁寧に初心者でも理解しやすく伝えてくれます。しかもホワイトボードの写真も撮らせてくれました。もうそれだけで驚きだったのですが、実践でも一人ひとり丁寧に根気よく伝えてくれて更に驚きました。
自分は疑問に思っていた点について知ることができて満足だったのですが知るだけでは足りません、身につけてこそ意味があります。ですが実践では思うようにすうっと出来るようにはならず、残念な気持ちで1日目を終えました。ホテルへ向かう道は3連休の後楽園の脇を通るというロケーションで家族連れやカップル、はたまた友達同士などでワイワイと楽しんでる姿を見て孤独を感じてしまう程でした。ですが自分には練習あるのみと夕食を摂った後、練習を続けました。
2日目は朝起きて練習、そして講習会場近くの公園で套路を流して身体をほぐしてから会場入りしました。中国語の特殊な漢字なども解ってきて理解しやすくなって少しほっとしました。更に嬉しかったのは混元太極の塩井先生に話しかけ相談させてもらったところ、とても気にかけてくださって親切にしていただけて、更に藩先生を囲む夕食会にご一緒させていただいたりととても嬉しい時間を過ごすことができました。夕食時には緊張しっぱなしでホテルに帰ったらくってりしてしまいましたけどそれも良い思い出になりそうです(笑)
>> 混元太極
3日目は2日目と同じように公園に行くと、昨夜ご一緒させていただいた混元太極の指導員の方が練習をしていて昨日までの2日間で生まれた疑問が晴れる姿を見せていただきました(盗み見たとも言えますが…汗)。また、その後日本人的に心にすっと落ちる表現で様々なことを伝えてくださったり皆さんの経験談を聞かせていだいたりして、慌ててはいけないと気づかせてもらいました。
この日は一度諏訪に戻り、夜は姪のsu-と甥のdaikiの入学入園祝に途中から参加。翌日はお店のことで一日忙しく過ごしました。
5日目(26日)
再び朝から東京へ行き講習に参加。内容が太極十三勢だったので前日以上に楽しみにしていました。ここで聞かせていただいた話は以前私の師からも何度も教えて戴いていたことが沢山でした。但し、私の受け取り方とまとめがそれぞれ個別に散り散りな印象があったのですが、今回の講習で関連を教えていただくことができた気になっています。実践では1回目から上手く動くことが出来ず、よくよく意識して守って落ち着いて動き出すとやっとOKをもらえるという状態でした。
この日も混元太極の方々が気にかけてくださって色々と話を聞かせていただいたり、私の太極拳の套路を見てくださったりと嬉しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございます。
と、一気に端折って日記を書いていますが内容はとても多く、軽く10年分くらいの宿題をいただいた気持ちでいます。まだまだ先は長いですが「無駄に前向き」という長所(?)を生かして進んで行きたいと思います。
混元太極拳を創りだして伝えてくださった馮志強先生。
馮先生から受け継いで優しく丁寧に伝えてくださる藩厚生先生。
武術の話も深く理解していて完璧な通訳をしてくださった許運堂先生(の息子さんかな?)。
心を助けてくださった塩井先生はじめ混元太極の皆さん。
藩先生の事を教えてくれたmaeちゃん。
この講習を企画してくださった気功文化研究所の津村喬さん。
そして私に内家拳を教えてくださり、馮先生とも引き合わせてくださった私の師、郭大鯨先生(不甲斐ない生徒で申し訳ありません)。
皆さんに心から感謝しています。
今後もよろしくお願いいたします。
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